ファンタスティック映画主婦

専業主婦の専業主婦による専業主婦のためにはならない映画ブログ。考察などとは無縁の感想文は基本ネタバレ。独断と偏見による☆評価 満点は★5 (2017年4月「苺チョコレートをまるかじり」よりタイトル変更しました )

ハンガーゲーム1・2--情報を制するものが、ゲームを制す!のだが…★★☆(2.6)

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あらすじ
独裁国家パネムでは年に一度、12の地区から選ばれた少年少女たちによる殺し合いサバイバルゲーム、「ハンガーゲーム」を行っていた。抽選によりプレイヤーに選ばれてしまった妹の身代わりに志願したカットニスは、同じ地区から選ばれたピーターと共に死を覚悟して過酷なゲームへ参加することになる…。
 
 
観賞日 2015年6月2日、3日
 
 


映画『ハンガー・ゲーム2』予告編 - YouTube


『ハンガー・ゲーム』予告編1 - YouTube

 
今月に第3部の前編が公開とのことで、テレビ放送されていたので観ました。
 
 
 
 
ネタバレあります。ご注意ください。
 
 
 
 
 
 
公開当時は日本映画「バトルロワイヤル」(わたしは原作だけでお腹いっぱいだったので映画は観ていません)との相似点が指摘されたりもしていましたが、全然違いました。
 
まず、主催者側が親切すぎる(笑)。
過去の勝者がアドバイザーとなり、戦い方やサバイバルの心得などについて教えてくれる。戦闘訓練の時間もあったりして、バトロワの子どもたちが修学旅行中にバスごと拉致られて、何の準備もなしにおっぱじまったというのにくらべたらものすごく優しい。薬や食べ物の差し入れもOK。主催者側の都合でルールもころころ変わったりする。
ベクトルとしては殺そうというより、生かそうという方に働いているのかなって気がする。
 
また、ハンガーゲームは富裕層たちにとっての賭け事・娯楽であり、テレビ中継もされて、プレイヤーたちはまるでアイドルのような扱いを受ける。
スポンサー(自分に賭けてくれる人たち?)へのアピールをしたり、試合(と呼びたい)の前にはきれいに着飾ったりして、入場はさながらオリンピックの開会式のよう。これから殺し合いをするっていうのにその緊張感がまるでない。
これは殺し合いというよりはショー=見世物だからなのかね。
 
そもそもハンガーゲームで大事なのは戦闘力より、情報操作能力とでも言うべきか、つまり、ヤラセでいかに視聴者の共感を集められるかにある。そういう意味ではピータはやり手だったと言える。
とは言え男主人公であるはずのピータは戦闘時は全く使えない。
テレビ用に多分に編集されているとはいえ、1にも2にも、見せ場が何一つない。カットニスは終始ピータのお守りばかりしているように見える。
挙句、敵側にとらわれるって、お姫様なの?(笑)この人、カットニスがいなかったら3回は死んでるよ…。
ピーターのためにカットニスが奔走するのは同胞だからというのもあるのでしょうが、正直、ほっとけば…?と度々思いました。
 
そして残念だったのは、主人公に人を殺すことの葛藤があまり感じられなかったこと。あっさり人に向けて矢を放つし。
まあ一応悪夢にうなされたりはしていたようですが…。
とは言え楽しく観させていただきました。
1よりも2の方が断然面白かった。
空=体制側へ矢を放つクライマックスはスカッとしました!
カットニスのその姿は、まさしく革命の旗を掲げるドラクロワ自由の女神のよう。敵はプレイヤーではなく、ゲームの主催者であり、独裁国家であり、大統領(ドナルド・サザーランドのイヤ〜なじいさん役がとてもいい感じ)であって、続編である第3部へつながる反乱の狼煙をあげたという具合。
 
出てるなんて知らなかったから相当驚きました。ロックンロールイズデッドって歌っていた人が金のアイシャドウしたスタイリストって…(笑)。
彼は富裕層の人間だけど、見た目から察するに反体制思想の持ち主だったようで。
2でカットニスに着せた衣装が大統領の逆鱗に触れたらしく、試合直前のカットニスの目の前でぼっこぼこにやられてしまいました(おそらくカットニスに揺さぶりをかけるという思惑もあり)。
 
主役のカットニスを演じたジェニファー・ローレンスは『ウィンターズ・ボーン』の渾身のやられっぷりが記憶に残っていますが、あれに比べると少しマイルドな流血具合。
濃い化粧にも負けない力強い目線が印象的。ものすごい美少女というわけではないのですが、一昔前のレニー・ゼルウィガーとか、エレン・ペイジ系の愛嬌のある顔立ち。それが戦闘時ではきりりとたくましく生き生きとしていて、抜群にかっこよいのです。
そう、つまりカットニスが王子様役なわけですね。
こう考えると、ピーターの足手まとい振りも納得なのであります。
 
ピータ派☆
ゲイル派★
レニクラ派★★★★
矢を放ちたくなる★★★★
総合★★☆(2.6)


ちょっと原作の方も読みたくなりました。