ファンタスティック映画主婦

専業主婦の専業主婦による専業主婦のためにはならない映画ブログ。考察などとは無縁の感想文は基本ネタバレ。独断と偏見による☆採点 満点は★5

レゴニンジャゴー ザ・ムービー(吹替)ーーお父さんと、遊ぼう!ジャッキーおじさんとも、遊ぼう!!★★★★(4.0)

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あらすじ

 悪の帝王ガーマドンからの脅威にさらされるニンジャゴーシティ。その危機を救うのは、6人の正義のニンジャたち!しかし実は、その一人「グリーンニンジャ」のロイドはガーマドンの実の息子だった。悪者である父に対し、複雑な思いを抱えるロイドは、息子をないがしろにする父に業を煮やし、師匠のウー先生が隠し持っていた最終兵器を勝手に使って「ある怪物」を呼び覚ましてしまう…。崩壊の危機を迎えるニンジャゴーシティ。果たして6人は、この最大の危機から町を救うことができるのか!?

 

 

 

 

 わたし、レゴが好きでしてね。『レゴムービー』も大好きなんですよ。

LEGO(R) ムービー(吹替版)
 

 こちらはね、全てのレゴ好きとレゴ好きではない人(すなわち全人類) に観て欲しい映画なのです。

 そして今年の4月には『レゴバットマン・ザ・ムービー』が公開され、これがまた傑作でしてね。   

 わたしの感想はこちら。

minmin70.hatenablog.com

 

 そして今作『レゴニンジャゴーザ・ムービー』。『ニンジャゴー』はテレビ東京でテレビアニメも放送されている、人気のレゴシリーズ。「ニンジャ」と言いながらやっているのはカンフーっぽいし、世界観はどう見てもチャイナタウンという、日本人が想像する「忍者」とは全くの別物でして。

www.tv-tokyo.co.jp

 初見では「忍者じゃねーじゃん!!」って思わず突っ込んじゃった。でも、わたし、こういうの嫌いじゃないの(笑)。

 ニンジャゴーに関しては、最近テレビアニメをネット配信で見始めた完全な”にわか”でして、特にこのシリーズには何の思い入れもないんですが、やはり「レゴムービー」ですからね、観ないわけにはいかないな、と。まぁ、さっすがに前2作を超えるのは無理だろ〜ってなめて観たらね…

これまでのレゴ映画に勝るとも劣らない大傑作でございました!!

 なんなの!どうなってるのレゴムービー!こんなに毎回毎回傑作とかおかしいでしょ!ちょっと裏で何かやってるんじゃないの!?(錯乱)

 あ、ちなみに、映画版はアニメ版とのつながりはなく、独自の設定なのでアニメ版を見ていなくても全く無問題です!

 

 …と言うわけで、ネタバレの無いように良かったところをあげると、

①メカがかっこいい!そして冴え渡るレゴアクション!!f:id:minmin70:20171011092848j:image

 ニンジャたちの乗るメカ、ガーマドンのメカ、どれもかっこいいです。

 わたしが特に好きだったのは炎系ニンジャ、カイの乗る「ファイヤーメカ」。赤い!火を出す!ごぉー!

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ファイヤーメカのレゴも発売されてます(高いけど)。誰か買って!!

レゴ(LEGO)ニンジャゴー カイのファイヤーメカ 70615

レゴ(LEGO)ニンジャゴー カイのファイヤーメカ 70615

 

  これが『トランスフォーマー』『パシフィックリム』さながら、レゴの町を走って飛んで大暴れするんだよ?最高じゃん!「えー、でも所詮レゴでしょ?」なんて侮るなかれ。ミサイルはどかどか打ち込むし、ビルはがんがん壊れるし、アレだよ、マイケルベイ並の迫力と破壊力だから!

 実はこの「がんがん壊す」って行為、レゴ好きなら誰しも憧れるんですよ。普通は苦心して組み立てたレゴを、全部ぶっ壊すなんてとてもできないもんね(笑)。まぁ、子どもはそんなのお構いなしに壊すんだけどさ…。

 

②現実とのリンクが実に秀逸!

 今回のレゴ世界はある理由から「作中劇ですよ」というのが明確に示されています。そのため、海や山、空や島などの実写の部分が多く、それが「現実世界に存在するレゴ」という認識を高めています。しっかりとレゴ世界に現実が侵食している。それがこれまでのレゴ映画との大きな違いだと思います。

 特に重要な役どころの「ある怪物」の登場にいたっては驚き・爆笑・可愛い!!…やられましたね。これまでのレゴ映画が好きな人にしてみたらやり過ぎ!と思われるかもしれませんが、わたしは大いにアリだと思いました。レゴ映画が今後どのような広がりを見せてくれるのか、その可能性を十分に感じさせてくれたと思います。

 

③より複雑に、よりブラッシュアップされた形の「家族の物語」が素晴らしい!

 レゴ映画に共通する大テーマは「家族の物語」です。1作目2作目ともに「父と子」の物語でありました。今作も父と子の和解の物語なので、その精神は共通しているのですが、今回は母親についても描かれていたのが嬉しかったですね。

 今作の主人公ロイドは、父親が世間からは忌み嫌われている悪者で、ロイド自身も「悪者の息子」として鼻つまみ者扱いされている。けれど彼の母ミサコは「父親を憎んじゃいけない。みんなにはありのままのあなたを見てもらえばいい」と言って育ててるんですね。

 この言葉の真意は、一つに「配偶者を悪く言わない」ということ。実の親を否定するということは、巡り巡って自分を否定することにもなりかねないわけだから、例え夫や妻に不満があったとしても、子どもに対しては、父親(母親)への憎しみの材料をあえて植え付けないようした方が良いと思うんですね。決して相手を貶めるような言葉を子どもの前ではつかない。父親(母親)をどう思うかは子どもの判断に任せる。それは思春期・反抗期が正常に発露してくれれば、その過程で子ども自身が自然と通過する部分なんだろうと。

 そしてもう一つは「親と子は別物」ということ。親が悪いことをしたら子も悪いのか、と言ったらそんなことはないわけで。世間からのレッテル貼りに屈せず、自分は自分と認めることは、ある種の通過儀礼でもあります。

 つまり、母ミサコのこの言葉は突き詰めれば「わたしはあなたを否定しないよ、あなたを愛しているよ、あなたを認めているよ」というごく当たり前のこと。思春期の子どもがいつかその意味を汲み取ってくれるまで、その言葉をかけ続けることはとても大事なことだとわたしも思います。(それがなかなか難しいことなんだろうけどね…)

 ロイドくんは「ぼくの人生から消えてよ!」と父親を否定してしまったことで、絶望的な結果を招いてしまいます。けれども最終的に、父親を受け入れ自分を認めることができたのも、母ミサコのこの教えがあったからではないかと、個人的には思っているのです。

 

 また、今作では「レゴ」だけではなく、「キャッチボール」というある意味ベタな(笑)親子の遊びが重要なモチーフとなっているのも普遍的な感動を呼ぶ要素ですね。

 

④ジャッキー映画である。
ネタバレになりそうなんであんまり詳しくは言えないんですが、これ、実はれっきとしたジャッキー・チェン映画です。
 息子(5歳)と一緒に観たんですが、「あのおじさん誰?」って聞いてきたので、「ジャッキー・チェンだよ。超強いんだよ。レジェンドだよ」と教えたら、目を輝かせて「本当に?どのくらい強い??」って興味津々になってました。ジャッキーを息子が知ってくれただけでも良い映画体験になったんじゃないかな…。

 プロジェクトAとポリスストーリーくらいしか観たことないんで、ジャッキーにお詳しい方、よろしかったら子どもと観るのに最適なジャッキー映画、教えてください(笑)。

 

 

 …とこれだけ面白い要素がたくさんなのに、公開2週目で大分上映回数が減らされているのが本当に悲しい…。どうか皆さんにも、是非映画館でこの感動を味わっていただきたいのでね、気になる方は早めに劇場へ。ハンカチ必須でね!