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苺チョコレートをまるかじり

観賞した映画(DVD、TV放送含む)の感想をつらつらと書いていきます。独断と偏見による☆評価 満点は★5

キャノンレースーーのどかなワイルドスピード?父と娘の超速ドライブ!★★★★☆(4.5)

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あらすじ

離婚歴2回、スピード違反120回、自身のマスタングをこよなく愛し自動車修理店を営むロイは地元サーキットのチャンピオン。

 ある日ライバルレーサーのTTから勝負を持ちかけられたロイは、首都オスロから最北のノール岬までの公道レースを提案。多くの走り屋たちも参加し、前代未聞の公道レースがスタートする。しかしロイは、ひょんなことから元妻と暮らす娘ニーナを乗せることになってしまう。同じ頃、異変に気づいた警察官が、違反車両の一斉検挙に乗り出して…。果たして2200kmを走破し、勝利を手にするのは一体誰の車だ!?

 

 

 

 北欧「初」の本格カーレースムービーと謳われ、特別な許可を得てノルウェー中で公道ロケが敢行された本作。ノルウェーで大ヒットを記録し、続編の製作も決定しているとのこと。随分前に録画してあったのを忘れてて、やっと観ました〜。

 

 『ワイルドスピード』シリーズは最後まで通して一本観たこと一度もないのですが(苦笑)、空から車が降ってきたり、走ってる車から車にダイブしたり、ドッカンドッカン衝突して爆発したり、とにかくド派手なことやっている印象なので(適当)、そういうのに見慣れた人は本作程度のカースタントでは驚かないだろうし、むしろ物足りないかもしれません。ですが、美しい海岸線や豊かな森など、自然に囲まれた道(もしくは道無き道)を車が爆走する様は圧巻。都会的でない分、そのミスマッチがまた愉快なのです。景色を楽しむ、という意味ではレースムービーというよりロードムービーに近いと思う。

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警察の封鎖により、畑のど真ん中で走り屋たちは立ち往生してしまうが…!その対抗策も実にのどかなのです。

 

 物語も程よく力が抜けていて、肩ひじ張らずに楽しめる映画です。北部訛り揶揄(字幕が遊び過ぎてて酷い 笑)や、ノルウェー映画ではおなじみのスウェーデンディスりなどの小ネタも、ちょいちょいツボります。時間も93分と、サクッと観るのにちょうど良い。

 また、父娘和解モノとしても良くできてるし、父ロイの肩が外れやすいという設定が伏線として活きて娘と協力する終盤の展開は胸熱。

 それにこの、ニーナちゃんがまたかわいいんだな!

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ぽっちゃりとしたリアルな中学生。笑顔が素敵。ちょっとファザコン気味でパパの取り巻きの女たちに嫉妬しちゃうところが微笑ましい。でもだからって当てつけで車に細工しちゃダメよー。

 

  • 車が好き
  • 年頃の娘がいる

なんて人にオススメ。特に旧式のスポーツカー好きにはたまらんと思います。まぁわたしはどちらにも当てはまらないんですけどね…。

 

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車がいっぱいだー!! 

 

 

 

以下ネタバレ〜。

 

 

 

 

 

 まずは主要レースカー紹介。

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主人公ロイが乗るのは黄色いマスタング。愛称の「 小さな黄色」の由来は娘ニーナが生まれたばかりの時に黄疸が強かったことから。当初は助手席に乗りたがるニーナを乗車拒否する(制限速度オーバーするわけで危険だし当然と言えば当然)。

 

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ロイを必要以上に敵視するTTはトヨタGT86。無駄にドリフトしたがる。いちいち「俺の方が先!」と言いたがる。…なんかかわいい。

 

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ロイのセクシーな恋人、シルヴィアは青のマスタング。ナビ役に金髪美女を助手席に乗せているのでそっちのフラグかと思ったけどそんなことなかった。

 

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 ナイト2000としてもおなじみのトランザムに乗るのは難病であるシュライナー病(Google検索なし)だと言い張るニーケンバックとその友人ルイとルイの息子。ニーケンバックは余命僅かだから美しい自然を最後に見たい&一度は一位になってみたいという思いがあり、助手席に乗り込む。ちなみに、彼らがふて腐れていたニーナちゃんを乗せたことがきっかけで、ロイは娘と爆走ドライブをすることになる。

 途中でフロントガラスが割れるし、フェリーへダイビング乗船するしで、実は一番タフな役回りをしてました。

 

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 また、警察官も地元のヤンキーの車を押収して走り屋を追う!爆音が鳴るカーステレオはアプリ式だから止められないため、電話は外でかけます(笑)。

 この警察官役の人、無駄にカッコよかったなぁ。走り屋のことは全然捕まえられないんで、いい所なしだったんだけどね。

 

 スタート時には数十台あったレースカーも、クラッシュしたり、警察に捕まったりしてどんどん減っていく。そんな中、ニーナがナッツアレルギーを発症したり(ロイが娘のアレルギーを忘れていたため)、ニーナがロイの車に細工したことを白状したりして、親子仲は一時険悪になりつつも、ロイとニーナはレースを通して少しずつ距離が近づいていく。

 ニーナの助言(というか無茶振り?)通りオフロードを突っ切ってトップ集団に追いついたり、肩を痛めてギアを扱えなくなってしまったロイに代わりニーナがギアを取ったり…と、二人が協力しながら(そして実に楽しそうに)車に乗っている様子はとても微笑ましかったです。車好きの人は娘とのこんな風に楽しくドライブしたいもんなのかもなぁ。ここまではちゃめちゃなのは無理としても。

 

 さて、レースの方はTTとロイのデッドヒート。しかし間も無くゴールというところでニーケンバックが息を引き取ってしまう。それを知ったロイが身を呈してTTのGT86を押さえることでルイのトランザムに勝ちを譲り、レースは終了。納得した様子のTT、「俺には宝物がいる」とロイはニーナを抱き寄せ、なんだか丸く収まったムード。

 警察車両が迫る中、レースに勝ったルイは、「葬い」としてニーケンバックを乗せたままトランザムを岬の崖からダイブさせた…けど、実は生きていたニーケンバックが目を覚まし「えぇっ!?」となってエンドロールでした(笑)。いろんな意味でびっくり&爆笑。最後まで楽しませてもらいました。

 

  畑での道路封鎖をトラクターで収穫(笑)しながら道を作って突破する件とか、フェリーから降りる時の無理矢理感とか、思わず声をあげて笑ってしまいました。何にも知らないヒッチハイカーがルイの車に乗っちゃって「無理〜!」ってなるのもおかしかったです。あと、訛りのひどいヘリ操縦士とかキャラと髭の濃い地元警官とかも良かったな〜。

続編、日本でも公開されるのかな?このノリのまま行ってくれるならちょっと観てみたいかな。

 

 

元ネタはこれなんでしょうけど、これ程のドラマチックさや(キャスト陣の)派手さはないです。

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